2019年5月5日日曜日

過去の処置

今までの処置

手術するまでの処置としては前にも書いたようにいわゆるパンパースというかふんどしというか...まぁブリーフの下に比較的かんたんに交換可能な下着をつける、紙ナプキンを使うという感じで対処していました。

しかしそれでは事後処理ということでトラブルを防ぐことはできないわけです。
そこで事前に行う事として...

強制排泄:牛乳をがぶ飲みして強制的に排泄を促す。高校生くらいの時にやっていました。冷たく冷やした牛乳を1パック近く一気に飲んでトイレにこもります。最後はうんちが真っ白になった記憶があります。でもこれはやはり後から残渣が出てしまうこともあって苦労した時もありました。

摘便:ビニール手袋をして自分の指を使って排泄します(表現が適切ではありませんが掻きだすという感じです)。直腸の長さは15~20cmらしいので直腸 の中を全て空にすることはできなかったのだと思いますが便が固い固形(いわゆるウサギのフン)の時は外出時の予防になりました。半日程度は排泄がなくなる時もありました。しかし食事の内容な体調によっては便の性状が変わりますからそういう時はやはりとても困りました。

洗腸:これは婁孔を作る前に担当の先生から試してみてはどうかと勧められたものです。ぬるま湯を2L程度、専用のビニールバッグに入れてそこから管を介してお尻の穴から大腸へ入れます。ちょうど点滴の要領で、ビニールバッグをトイレのドアにかけて重力を使ってぬるま湯がお尻から入っていくようにするのです。
これは上手く出来た時は効果がありました。初めての時はお尻からぬるま湯が上手く入らずトイレの中でお尻をびしょ濡れにしてしまいましたが、体の力(腹圧)を抜いて姿勢を良くしたりして腸の屈曲が少なくなるようにするとスッとぬるま湯が入って行くようになりました。
ただこれも妙にお腹が張ってしまったり ぬるま湯が多すぎるとそれこそ吐き気がする始末でした。2時間以上かかって体力をかなり奪われた気がしますが、上手く出来た後はとても快適に過ごせました。

洗腸キットはストーマ用の物だったと思います。ストーマコーンと言われるシリコン製のコーン形状のものをお尻の穴に押しつけて使っていましたがそこからぬるま湯が漏れてしまう状態でした。 私の場合は粘膜脱(肛門から直腸の粘膜がはみ出している状態。そもそも肛門が生理的な丸い形と異なりき裂のような状態なのです)などもあった為かどうしても漏れてしまう量が多いのです。そこで次のステップということで以前書いた手術へ進んだのです。
次の物は私が使ったものと同じではありませんが同じ類の物です。
https://www.mpi-store.com/item_pdf/13B1X10071000001.pdf

担当の先生からは治療の順番として、洗腸キットの使用、婁孔を使った洗腸、ストーマの造設という順番で説明を受けました。

腹部には大きな手術跡(簡単に言えば傷)がそもそもあるのですが、体調が良ければそのまま銭湯やプールへも簡単に入れる状態でした。しかしストーマとなるとそうもいかないようです。もちろんそれ用のキットがあるようなのでストーマを増設するとそれらに入れないという事ではありません。しかしストーマはストーマで新たな悩みが出てくる可能性もある、自分で十分対処できる(年齢)ならばストーマの前に試す価値があるとおっしゃって下さいました。

また逆に洗腸でも対応できない (洗腸自体ができない、洗腸後に排泄がコントロールできない、止まらない等)場合はストーマを付けることで対処することが多いという事でした。

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浪人時代

浪人時代 中学・高校と洋楽が大好きで当時流行でもありましたがハードロック/へヴィメタルをよく聴いていました。 当時はレコードが中心の時代です。少ないお小遣いで色々聴きたいのでレンタルしたり中古レコード屋さんめぐりをしたり... そんな生活ですから進路を考えた時に音響...